コーヒーとトゥイード

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コーヒーを飲むと頭が冴えますよね。コーヒーの飲み方にもいろいろあって。つまりは、コーヒーの淹れ方ということになるんでしょうが。
今は、エスプレッソに人気があるみたいですね。そうかと思えば、コーヒーはネルドリップに限る。なんておっしゃる方もいらしたりして。
あるいはまた、サイフォンに郷愁を感じる人もいるようですね。サイフォン方式は、ガラス球がふたつ上下に並んでいて。この間を湯が行き交うことで、コーヒーになるものです。
あのサイフォン式は、スコットランドにはじまっているんだとか。1840年ころのこと。スコットランドの、ロバート・ネイピアという人が考案。ただしロバート・ネイピアのサイフォンは、横置きだったそうですね。銀のボールとガラス容器とが、左右に並んでいた。
ロバート・ネイピアは美味しいコーヒーがお好きだったのでしょう。少なくとも、コーヒー屋ではなかった。ロバート・ネイピアは、スコットランドの造船家。
有名なキュナードの最初の汽船を造ったのが、ネイピア。1840年ころのこと。ということは、汽船を造りながらコーヒーのことも考えていた。このあたりを短くいえば、キュナード汽船はコーヒーから生まれた、とも。
それはともかく、1840年ころにスコットランドのクライド湾で最初の汽船が造られたので、それ以降、クライド湾が造船のメッカとなるんですね。
サイフォン式のコーヒーが出てくるミステリに、『フェアウエイの悩める警部』が。

「バーの奥からサイフォンのゴボゴボいう心なごむ音がきこえてくる。」

これは主人公の、ストローン警部がゴルフの前に、コーヒーを飲もうとしている場面。このストローン警部の上司が、リンフォース署長。リンフォース署長はどんな服装なのか。

「ツィードは下品な真新しさを見せたことなど一度もないし、見苦しいまでに古くなることもありえない、という感じだった。」

これはストローンから見ての、リンフォースの着こなし。トゥイードもなかなか難しいんですね。
さて。ほどほどのトゥイードを羽織って。美味しいコーヒーを飲みに行くとしましょうか。

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