騎兵隊とキルト

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騎兵隊は西部劇には欠かせない脇役ですよね。
白人が敵に囲まれて、絶対絶命。そんな時、遠くからラッパの音が聞こえて。騎兵隊が必ず助けにきてくれることになっています。
『騎兵隊』が、そのまま題名になった映画もあります。1959年のアメリカ映画。ジョン・フォード監督、ジョン・ウエイン主演。ジョン&ジョンの映画。『騎兵隊』の中で、マーロウ大佐を演じるのが、ジョン・ウエイン。
マーロウ大佐が着るのが、ランサー・シャツ。ランサー・シャツ lancer shirt は、胸当て付きのシャツ。胸元が二重になっていて、その両側にボタンが並んでいます。いかにもウエスタンらしいシャツのひとつでしょう。
シャツとジョン・ウエインといえば。『静かなる男』が。これもジョン&ジョン映画。
『静かなる男』の中で。雨の中、ジョン・ウエインがシャツ一枚になる場面があります。あの時の白いシャツは、日本製の絹だったそうです。ジョン・ウエインが日本に来たとき、その話をしています。
アメリカの騎兵隊は1898年の「ラフ・ライダーズ」にはじまると、考えられています。
1898年を時代背景にしたミステリに、『警視の週末』が。デボラ・クロンビーが2004年に発表した物語。この中に。

「ブローディはくすんだ緑と青のキルトを身に着けていた。昨夜はブローディ家伝統のタータンチェックだったが、それとは違うものだった。」

ドナルド・ブローディは、スコットランド、ヴェンブーリ蒸溜所のオーナーという設定。当然、キルト姿なんでしょう。
キルトはちょっと。せめて、なにかタータンを着て。騎兵隊が出てくる映画を探しに行くとしましょうか。

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