国歌とネクタイ

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国歌で、アメリカでといえば、『星条旗』ですよね。
「ザ・スター・スパングルド・バナー」。これは1931年3月3日に、正式に国歌となったんだそうです。
『星条旗』がこれまでに、いろんな場面でアメリカ人を元気づけたのは、言うまでもないでしょう。そのひとつに、1969年のウッドストック・フェスティバルがあります。
ウッドストックの最終日、徹夜が続いたコンサート。夜が明けはじめ、朝日が昇りはじめる。その朝日を背景に演奏されたのが、ジミ・ヘンドリックスの『星条旗』。歴史に遺る名場面でしょう。
『星条旗』に似ているのが、『星条旗よ永遠なれ』。これは国歌ではなく、国の行進曲なんだそうですね。『星条旗よ永遠なれ』を作曲したのが、スーザ。ジョン・フィリップ・スーザ。スーザ Souza はアメリカ人としては、珍しい姓。そこでいろんな「伝説」が。あくまでも「伝説」ですからね。
スーザとは実は世を忍ぶ仮の姿をで……。実は、ドイツの、シギスムント・オックスである、と。そのシギスムント・オックスがNYの港に彼の鞄には、「S.O.U.SA 」と刻印されていた。この頭文字と行先とを、税関吏は、「スーザ」と続けて訓んだ。で、スーザになったんだと。
ジョン・フィリップ・スーザはこの「伝説」を一度も否定することがなかったという。事実この「伝説」を信じ込んでいるアメリカ人、少なくないとか。
『星条旗よ永遠なれ』の原題は、「スターズ&ストライプ・フォーエヴァー」。
そうそう、ストライプのネクタイもいいですね。さて、ストライプのタイを結んで。国歌のレコードを探しに行くとしましょうか。

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