ゴルフとオペラ

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ゴルフは面白いスポーツなんでしょうね。もうゴルフをはじめると、ほかのことがお留守になってしまうくらいに、面白い。あんまり面白いので、「ゴルフ禁止」の命が出たことがあります。
1457年の3月。スコットランドで。騎士たちがゴルフに夢中になって。弓の練習をしない。これは困る、というので「禁止」になったんだそうです。
ゴルフはいつはじまったのか、分からない。分からないほど、古い。そもそもはスコットランドの羊飼いの遊びだったとか。動物が開けた穴に、杖でボールを転がして、入れた。昔は羊飼いかゴルファーになった人もいたらしい。
ゴルフが今のゴルフらしくなるのは、1744年ころ。1744年4月2日。イギリスのリースで、ゴルフ大会が開かれています。なんでも、ジョン・ラトレーという人が、優勝しているんだとか。
ゴルフの「ティー」が発明されたのは、アメリカ、ボストンで。ジョージ・F・グラントが考案しています。
1899年に生まれたのが、ナボコフ。『ロリータ』の作者としても知られる、ウラジミール・ナボコフ。ナボコフが1925年に発表した短篇に、『チョールブの帰還』があります。この中に。

「ケラーは折りたたみ式のオペラハットを殴りつけて開き、かすかに喉にかかった正確なロシア語で言った。」

オペラ・ハットは畳む時、バネをフックで留める。元通りにクラウンを高くするには、この留金を外す。で、軽く膝に叩きつけたりも。
オペラ・ハットで、ゴルフ観戦に行くのは、夢物語ですが。

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