キットカットとタキシード

Share on FacebookTweet about this on TwitterShare on Google+Email this to someone

キットカットは美味しいものですよね。
今のキットカットのはじまりは、1935年のことなんだとか。その時には「チョコレート・チップ」の名前があったんだそうです。で、1930年代末に、「キットカット」と呼ばれるようになったという。
でも、どうして「キットカット」なのか。これはどうもロンドンの「ザ・キットカット・クラブ」と関係があるらしい。
ロンドンの「ザ・キットカット・クラブ」は、パイが売り物のクラブで。その主が、クリストファー・キット。それで通称、「キット・カット」。このキット・カットはホイッグ党の支持者で、ホイッグ党の政治家がよく集まったという。このクラブの名前に因んで、「キットカット」にしたんだそうです。
キットカットを実際に作ったのは、英国の「ロントリー・マッキントッシュ」。ロントリー・マッキントッシュはビスケットなども多く作っています。タータン柄の容器はごらんになったことがおありでしょう。
タータン柄が出てくるミステリに、『密約の地』が。1994年に、ジャック・ヒギンズが発表した物語。

「アスタは毛織の縁なし帽、革のジャケット、タータンのスカートといったいでたちである。」

これは場所がスコットランドなので、当然かも知れませんね。もっともロンドンでのパーティの場面もあります。

「シングルのタキシードはアルマーニのトラディショナルな型のもので、襟の折り返しはロー・シルク。白いシャツに飾りボタンが浮かび上がっている。」

物語の主人公、ショーン・ディロンの着こなし。場所は、ロンドンのドーチェスター・ホテルという設定。いいなあ。
タキシードで、キットカットを食べてもいいものでしょうか。

Share on FacebookTweet about this on TwitterShare on Google+Email this to someone