ティファニーとウーステッド

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ティファニーで、映画で、といえば『ティファニーで朝食を』でしょうね。1961年のパラマウント映画。もちろん、オードリー・ヘップバーンの主演です。
でも原作者、トゥルーマン・カポーティは最初、モンローを推薦。モンローは「私向きではないから……」。で、ヘップバーンになったんだとか。
『ティファニーで朝食を』の監督は、ブレイク・エドワーズ。ブレイク・エドワーズは『ピンク・パンサー』の監督でも。言うまでもなく、ピーター・セラーズの喜劇。
ピーター・セラーズが「クルーゾ警部」を演じる。そして怪盗の、チャールズ・リットン卿を演じるなが、デイヴィッド・ニーヴンなんですね。
どうして「ピンク・パンサー」なのか。これは特別な、特別なダイヤモンド。このダイヤモンドじっと見ていると、なかにピンクの豹が浮かび上がってくる。で、「ピンク・パンサー」。
そういえば『ピンク・パンサー』も、『ティファニーで朝食を』も音楽を担当したのは、ヘンリー・マンシーニでしたね。
ピンクはなにもパンサーだけでなく、シャンパンもあります。シャンパンが出てくるミステリに、『鷲は飛び立った』があります。1991年に、ジャック・ヒギンズが発表した物語。ただし物語の背景は、1943年に置かれています。

「地下室でシャンパンを一本見つけたんだ。ボランジェだ。今夜必要なのはシャンパンだ。」

これは英国人、マックスウェル・ショウ男爵の科白。また、こんな描写も。

「サヴィル・ロウで仕立てた濃紺のウーステッドの素晴らしいスーツに地味なネクタイを結んでいる。」

これは、ジャック・カーヴァーという男の着こなしなんですが。
なにかウーステッドのスーツで。ティファニーをのぞきに行くとしましょうか。

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