プリンとブルー

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プリンは、美味しいものですよね。あっという間に食べられる。目の前の空の皿をみて、「ほんに今食べてしまったのだろうか?」と、考えこんでしまうほどであります。
ところで「プリン」なのか、「プディング」なのか。昔むかし、原宿のとある喫茶店で、紅顔の美少年は「プリンをください」と注文した。それに対するウエイターの言葉。
「お客さま、プリンでしょうか、プディングでしょうか?」
少年は真っ赤になってどもりながら、「プ、プリンです…………」と、言ったものであります。
まあ、プリンは日本語、プディングは英語と考えたほうが簡単なのでしょうが。
英国でよく出てくるものに、ヨークシャー・プディングがあります。たとえば、ロースト・ビーフの横に添えられていたり。パンのようなマシュマロのような食べ物。
ヨークシャー・プディングは、小麦粉を卵、牛乳、水でやわらかく溶いて、オーヴンで焼いたら、完成。英国のヨークシャーではじまったので、その名前があるんだそうですね。
ヨークシャー・プディングの作り方は、『イギリス田園彩景』に教えられたものです。『イギリス田園彩景』は、英国人の、クリストファー・マックーイの著書。著者、クリストファー・マックーイは、英国のケント州に生まれ、オックスフォード大学を卒業している人物。
そんなわけで、オックスフォード大学のスクール・カラーがどうしてダーク・ブルーであるかについても、説明してくれています。クリストファー・マックーイに言わせますと。
かの有名なオックスフォード・ブルーは、1829年にはじまっているんだとか。ケンブリッジ大とのボート・レースの制服の色として。
1836年には、ケンブリッジ大がライト・ブルーを制服の色に。このようにして、ダーク・ぶがオックスフォードの、ライト・ブルーがケンブリッジの、それぞれ象徴とされるようになったという。
在学中に「ブルー」、つまり代表選手に選ばれるのは、誇り高きことで、「ブルー」とひと言いえば、誰しも一目置くんだそうですね。

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