アイゼンハワーとアルパカ

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アイゼンハワーは、第三十四代の、アメリカ大統領だったお方ですよね。愛称は、「アイク」。
ファッションのほうでも、「アイク・ジャケット」があります。ショート・レングス、フライ・フロントの上着。アイゼンハワーが好んだので、その名前があります。
ドワイト・アイゼンハワーは、1915年に、偶然にも美女に出会って。場所はテキサス、サン・アントニオで。アイゼンハワー、二十四歳の時のこと。アイゼンハワーは、美女に言う。
「あなたとデイトがしたい」。美女は、言う。
「ひと月経ったら、電話して下さい」。アイゼンハワはひと月待てなくて。次の日に、電話。十五分置きに電話。
美女の名前は、メイミー・ジュネーブ・ダウド。ドワイトと、メイミーは、1916年7月1日に、結婚。
アイゼンハワーが永年、マッカーサーの部下であったのは、よく知られているところでしょう。ある時、女性に尋ねられた。「ということは、あなた、マッカーサーをご存じなのね?」これに対するアイゼンハワーの答え。
「ご存じどころか。私は彼のもとで働いて、「演劇」ということをしっかり学びましたよ。」
アイゼンハワーが出てくるミステリに、『狐たちの夜』があります。1986年に、ジャック・ヒギンズが発表した物語。

「アイゼンハウアは、首相との夕食会に出席するために清掃していて……………」。

菊池 光の訳では、「アイゼンハウア」になっています。『狐たちの夜』は主に、第二次大戦中の話なので、「アイゼンハウア」が出てくるわけですね。『狐たちの夜』には、こんな描写も出てきます。

「黒いアルパカの上衣を着た重々しい顔つきの背の高い男がドアを開けた。」

アルパカは、リャマの一種で、高地を好む動物。一見、山羊にも似ているのですが。アルパカからは良質の、細い繊維を得ることができます。アルパカ100%だけでなく、交織地としても。戦前には、高級裏地としても。
もちろんアルパカ100%の上着地にも。軽くて、張りのある生地。
アルパカのジャケットで、アイゼンハワーの伝記を探しに行きたいものですが。

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