ブルガリアとブレイザー

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ブルガリアといえば、ヨーグルトですよね。ブルガリア・ヨーグルト。サンマは目黒、ヨーグルトはブルガリアなんでしょう。
でも、どうしてヨーグルトはブルガリアなんでしょうか。これはどうもヨーグルトの歴史と関係があるみたいですね。ブルガリアでは古代からヨーグルトが造られ、食べられていたんだそうです。
近代になって。ヨーグルトと長寿の関係を説いたのが、メーチニコフ。ロシアの細菌学者、イリヤ・メーチニコフ。今、私たちがヨーグルトを食べているのも、メーチニコフのおかげであるのかも知れませんが。
ヨーグルトのメーチニコフのお兄さんが、レフ・メーチニコフ。1872年、スイスのジュネーヴでレフ・メーチニコフに会うのが、大山 巌。大山 巌は明治の政治家。
大山 巌はジュネーヴでメーチニコフに会って、交換授業をお願いする。メーチニコフが大山 巌にロシア語を教え、大山 巌がメーチニコフに日本語を。もっともメーチニコフは数カ国語に通じていたそうですが。
そんな大山 巌との縁から、日本に。今の東京外国語大学で、ロシア語も先生となっています。メーチニコフからロシア語を教えてもらったひとりが、二葉亭四迷。二葉亭四迷と東京外国語大学での親友だったのが、大田黒重五郎。大田黒重五郎の息子が、大田黒元雄。大田黒元雄は音楽評論家の草分けであり、大のおしゃれ通だった人物でもあります。
ところでブルガリアの出てくるミステリに、『ロシア皇帝の密約』があります。ジェフリー・アーチャーが、1986年に発表した物語。

「ボヘミアとブルガリアの広大な土地…………。」

土地の所有権の話なのですが。また、『ロシア皇帝の密約』には、こんな描写も。

「白いワイシャツとグレイ・フランネルのズボンとブルーのブレザーを選び………………。」

これは主人公の、アダム・スコットが、新しく服を買う場面。このブルー・ブレイザーの話は何度か出てきます。たしかにブルー・ブレイザーに、グレイ・フランネルズは、よく似合いますからね。
さて、ブルー・ブレイザーで、ブルガリア・ヨーグルトを食べるとしましょうか。

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