ピーチトゥリーとピー・ジャケット

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ピーチトゥリーは、街の名前ですよね。ピーチトゥリー・ストリートだとか。ピーチトゥリー・ストリートは、アトランタの目抜き通りにあります。
アメリカ、ジョージア州、アトランタは、そのむかし、綿花産業で栄えた街でもあります。もう少し身近かなことを申しますと、『風と共に去りぬ』でしょうか。名画『風と共に去りぬ』が、アトランタを背景に描かれているのは、いうまでまでもないでしょう。
アトランタでのプレミアム・ショウは、1939年12月15日に行われています。ピーチトゥリー・ストリートにあった「ロウズ・グランド劇場」で。今はありませんが、現在ここは、「マーガレット・ミッチェル・スクエア」と呼ばれる場所になっています。
アトランタのピーチトゥリー・ストリートが出てくるミステリに、『危険な道』があります。『危険な道』は、2000年に、クリス・ネルスコットが発表した物語。

「昼下がりに、私はピーチトリー・ストリートとエリス・ストリートの角に場所を確保した。」

この時代背景は、1960年代で、クラーク・ゲイブルのパレードを見物するための場所取りなんですね。また、『危険な道』にはこんな描写も出てきます。

「室内が温かいので、ピーコートからかすかなナフタリンの臭いがしている。」

なるほど、そんなこともあるかも知れませんね。そんな時にはハンガーに掛けて、半日、陽に当てると、消えるものですが。
それはともかく、冬のピーチトゥリー・ストリートには、たぶんピー・ジャケットがお似合いでありましょう。

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