モーツァルトとマドラス

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モーツァルトはなにかと伝説の多いお方ですよね。たとえば五歳で作曲をはじめたんだとか。

天才モーツァルトが1787年に作曲したのが、『ドン・ジョバンニ』。ウイーンでの初演は、1788年5月7日のこととか。これはプラハの、「エステート劇場」で、モーツァルト自身が、指揮。

『ドン・ジョバンニ』は、ある友人の別荘で作曲されたと伝えれれています。本篇はほどなくして、完成。でも、「序曲」がなかなか仕上がらない。5月7日の初演に間に合うかどうか。明日の朝、7時に、写譜屋が取りにくる約束。

モーツァルトは、「今宵序曲を仕上げるから」と、奥さんにパンチを作ってもらう。モーツァルトはそのパンチを飲みながら、奥さんに「話をして」と、せがむ。奥さんはモーツァルトに、千夜一夜やシンデレラ物語を。モーツァルトは奥さんの物語に大笑いしたという。

そのうちにモーツァルト、「睡くなっちゃった」。そして、ほんとうに眠ってしまう。で、モーツァルトは明け方に目を覚まして、朝の7時に「序曲」は出来上がったという。

作家でモーツァルトにたとえられるのが、レン・デイトン。つまり、天才型。一方、ワーグナーにたとえられるのが、ジョン・ル・カレなんだそうですね。

そのレン・デイトンが1962年に発表したのが、『イプクレス・ファイル』。

「なかにはこいグリーン・フラノの背広、木綿のズボン、こい色物のシャツ二枚に白いのが六枚、はでなマドラス・ジャケット、ネクタイ、靴下、下着……」。

これは「わたし」の服装。とにかくイギリスのスパイなので、変装に備えているわけです。

うーん。マドラスジャケット。いいですね。もちろん、モーツァルトのコンサートを聴きに行く時にも……。

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