青い鳥と水玉

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『青い鳥』は有名ですよね。メーテル・リンクが、1908年に発表した童話。童話でもあるんですが。教えられることの多い、物語。フランスなら、「ロワゾー・ブルー」になるんだとか。
主人公は、チルチルとミチルの兄妹。幸福青い鳥を探しに。あちらこちら、探しに探して。疲れて家に戻ると、青い鳥が。
幸福は自分の近いところにありますよ、と教えてくれているんでしょうね。
モーリス・メーテルリンクは、1911年にノーベル賞を受けています。メーテルリンクの本名は、モーリス・ポリドール・マリー・ベルナールなんだそうです。
8月29日に、メーテルリンクはベルギーで生まれています。メーテルリンクには恋人がいまして。その人の名は、ジョルジェット・ルブラン。それはそれはお美しい女優。
ジョルジェット・ルブランは、フランス、ルーアンのお生まれ。
お祖父さんの屋敷の傍に野外劇場を作ってもらって。ここで『マクベス』を演じたりもしたんだそうです。
ある時、偶然、メーテルリンクはこのジョルジェットに出会って。1895年から、1918年まで仲良しだったそうです。
ところでジョルジェットの弟が、モーリス・ルブラン。世の中、狭いものですね。モーリス・ルブランが怪盗ルパンの生みの親であること、言うまでもないでしょう。
最初、「アルセーヌ・ロパン」と名づけた。ところが、アルセーヌ・ロパンは実在することが分かって、「ルパン」に変えたという。

「いや、そうだね。水玉模様のネクタイの、背の高いのが。」

これはモーリス・ルブランが1930年に発表した『カリオストロの復讐』に出てくる一文。
ドット。水玉。これもまた、幸福の象徴かも知れませんね。

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