古着と白麻

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古着からはじめて成功したのが、モスですよね。ロンドンにいてモスを知らない人はいないでしょう。
ふつう、「モス・ブロス」と呼ばれることが多いようですが。モス・ブロスはロンドンの大きな紳士服店。紳士服店なんですが、その一方で貸出もやっているんですね。まあ日本でもレンタルは珍しいことでもありません。が、モスはありとあらゆる種類の服が揃えられていることで、有名。
モス・ブロスそもそものはじまりは、1860年のこと。キング・ストリート27番地で、モーゼス・モーゼスが開いた古着屋だったのです。
モーゼス・モーゼスにはふたりの息子がいて、アルフレッド・モーゼスと、ジョージ・モーゼス。
1897年のある日。ひとりの男がやって来て、言う。その男は、一人芝居の芸人。仕事の注文はきたのですが、舞台衣裳がない。競馬ですってスカラカン。で、「衣裳を貸してくれないか」。その代わり仕事の報酬が入ったなら、借り賃料を払おうじゃないか。このひとりの芸人の言葉から、服を貸すようになったんだそうですね。これが、大成功。
1897年にはじめて小説を書いたのが、サマセット・モオム。サマセット・モオム、二十二歳の時。その頃のモオムは医者で、その体験から生まれた『ランベスのライザ』だったのです。
モオムの掌編に、『物もらい』が。
『物もらい』は、1920年代に『コスモポリタン』誌に発表した短い物語。この中に。

「かれらは、昼食まえに、ちょっと一杯やりにきたのである。たいていは、麻や木綿の白服だったが………」。

この背景は、ヴェラ・クルーズのカフェ。白麻で、カフェへ。いいですね。

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