パンとノーウィージャン

Share on FacebookTweet about this on TwitterShare on Google+Email this to someone

パンは美味しいものですね。というよりも、美味しいパンがあるのは幸福なことです。
パンはどんなふうにして食べるのか。これにもいろんな食べ方があるんでしょう。たとえば、フレンチ・トーストだとか。少し硬くなったかなあ、というのを、卵と牛乳に漬けておいてから、焼く。いつ、どこで、誰が考えたのか、名案だと思います。
パンはパンで。なんとはなしに、フランス語かな。でも、ほんとうはポルトガルから来ているんだそうです。つまり、十六世紀の日本で「パン」の言葉があったんだそうですね。
矢崎源九郎著『日本の外来語』には。
「もっとも古い外来語のひとつ」
といった意味の話が出ています。矢崎源九郎は外来語の研究者で、『日本の外来語』も、「外来語辞典」の一面があります。
一方、英語辞典では、『O E D』があります。『オックスフォード・イングリッシュ・ディクショナリー』。『OED』が四十四年の歳月を経て、世に出たのが、1929年。全十二巻。その一巻一巻が、重くて。『OED』を調べるには、体力がまず必要です。
1929年に生まれた英国の作家に、ジャック・ヒギンズがいます。ジャック・ヒギンズが1971年に発表した物語が、『勇者の代償』。この中に。

「棚には三、四枚のセーターがあったので、最初に手にあたったノルウェイ製をつかんだ。」

これは物語の主人公、エリス・ジャクスンの行動。「ノルウェイ製……」ということは、ノーウィージャン・スェーターなんでしょう。。全体に美しい編み柄があって、暖かいスェーターですよね。

Share on FacebookTweet about this on TwitterShare on Google+Email this to someone