イーストマンとイカ胸

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イーストマンは、人の姓名ですよね。E astm an 。「東の人間」、または「東人」とでも訳せるでしょうか。
たとえば、アラン・イーストマンは、映画監督。人気の「ロボコップ」物の監督であります。映画の撮影にはフィルムを使ったものですが。
フィルムを考えたお方に、ジョージ・イーストマンがいます。1888年9月4日のことです。この時の商標名が、「コダックno.1」だった。それで、「イーストマン・コダック」の呼び方があります。
1888年の「コダックno.1」以前には、シート・フィルム。一枚一枚取り替えて、写した。それを「ロール・フィルム」に変えたのが、ジョージ・イーストマンだったのですね。これで革命的に写真撮影がはやくなったこと申すまでもありません。
1900年には、ブローニーを1ドルで販売。これによって写真機が一挙に大衆化したのであります。ブローニーは写真機の名前であり、それに収めるため小型フィルムの名前でも。いわゆる「ブローニー版」がこれですね。
ところがはアメリカの発音では、「ブラウニー」Br own i e となります。これは小人の妖精「ブラウニー」から来ているからなのです。いつも、茶色の服を着ていると考えられているので、「ブラウニー」。
いや、たしかイーストマンの話をしていたんでしたね。イーストマンが出てくる物語に、『逃亡者』があります。

「虚脱状態のようになったアン・イーストマンは、患者たちの様子を見ながらゆっくりと廊下を歩いていた。」

看護婦の名前が、アン・イーストマンと設置されています。
『逃亡者』といえば、リチャード・キンブル。新しいところでは、ハリソン・フォードが演じて。むかしは、デヴィッド・ジャンセン。最終回の視聴率、72%を記録したTV映画でしたね。『逃亡者』の中に。

「警察はその夜、タキシード用のシャツにブラック・タイ姿のキンブルの調書をとった。」

リチャード・キンブルはシカゴ、「メモリアル病院」の外科医。そのキンブルが誤認逮捕されて。ここから物語がはじまるんですね。
「タキシード用のシャツ」はたぶん、「イカ胸」のシャツなのでしょう。むかし日本の職人は、スターチト・ブザムのことを「イカ胸」と呼んだものです。スルメイカのように堅い胸元だったから。イカ胸。
上着からのぞくシャツの胸元を堅く堅く仕上げることで、下着を「上着」に変化させたのですね。
当時はほんとうにスルメイカほど堅かった。イーストマン・コダックの写真機で写しておけば良かったかも。

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