シガレットとシャムブレエ

Share on FacebookTweet about this on TwitterShare on Google+Email this to someone

シガレットは、紙巻煙草のことですよね。葉巻があって、紙巻煙草があって。
c ig ar は葉巻。昔のシガーは男性専用。女の子も吸ってみたいわ、というので、「シガレット」が。c ig ar ett e。もともとは「かわいい葉巻」の意味だったんですね。
紙巻煙草を入れておくので、シガレット・ケース。シガレット・ケースを愛用したひとりに、キャパがいます。戦場写真家の、ロバート・キャパ。
ロバート・キャパは、倫敦の「ダンヒル」で買った銀のシガレット・ケースを、左側の胸ポケットにいれたおいたものです。弾除けのおまじないに。
シガレット・ケースが出てくるミステリに、『鏡の映像』があります。英國の、ドロシー・L・セイヤーズが、1933年に発表した物語。

「ウィムジーはシガレット・ケースを差し出して、一本勧めた。」

これは相手の「ある男」に。この「ある男」は、どういうわけか、心臓が右に位置しているのですが。「ある男」は第一大戦に出てもいて。

「わたしたちの部隊はその年の九月に、北フランスのカンブレーから出撃を開始しましたが………………」。

ここでの「カンブレー」は、もちろん地名。ここではじめて織られた生地が、シャムブレエ。ch ambr ay 。もともとは、サン
ボンネット用の布地だったという。
今では、シャツの生地などにも、シャンムブレエは使われることがありますますよね。

Share on FacebookTweet about this on TwitterShare on Google+Email this to someone