シュトラスブルクは、ストラスブールのことですよね。
アルザスにある街の名前。
市内をライン川が流れる美しい街。
Strasbourg と書いて「ストラスブール」と訓みます。
ただし、ドイツ語になりますと、「シュトラスブルク」に近くなります。
ストラスブールはフランスふうでもあり、また、ドイツの匂いも感じられる地域になっています。
ストラスブールほぼ中心に、「ストラスブール大聖堂」があるのは、ご存じの通り。
高さはおよそ142メートルに達し、石で造られたレエス模様ような美しさを感じます。
十二世紀の建築と言いますから、古い。
古いと言えば、グーテンベルク。
グーテンベルクはマインツの生まれではありますが。
1434年から、1444年の十年間、ストラスブールに住んでいるのですね。
一説に、グーテンベルクが印刷を発明したのは、ストラスブールに於いてであったろうと、考えられています。
それはともかく、ストラスブールが古い時代から、ヨオロッパの文化が行き交う場所であったのは、間違いないないでしょう。
1921年に、ストラスブールに住んだ人物に、
サン=テグジュペリがいます。
サン=テグジュペリが『星の王子さま』の作者であること、言うまでもありません。
サン=テグジュペリは、1921年にはストラスブールの空軍基地に勤務していましたので。
サン=テグジュペリは空軍内での生活を嫌って、自分でアパルトマンを見つけています。
「ストラスブールは快適な町です。都会の特徴をすべて備えており、リヨンより大きな町です。ここに素晴らしい部屋を見つけました。」
サン=テグジュペリはお母さん宛ての手紙に、そのように書いています。
1922年9月。巴里からストラスブールへ、飛行機で飛んだ作家に、ヘミングウェイがいます。
巴里からストラスブール。当時は、二時間三十分かかったという。
その昔、ストラスブールで学んだ作家に、ゲエテがいるのですが。
「シュトラスブルクに帰り着くと、朝の早い時間に ー
もはや朝寝などしていられなかった ー 設計図の仕事にかかり、それをできるだけきれいに描きあげた。」
ゲエテは『自伝』にそのように書いています。
ゲエテの『自伝』を読んでおりますと、こんな描写も出てきます。
「皇帝の真珠や宝石をいちめんにちりばめた真紅の絹の大礼服、王冠、王笏、地球儀は、いかにも好ましく目に映った。」
これは少年のゲエテが皇帝のパレードを眺めた時の印象として。
「大礼服」は、日本語。
英語では「コート・ドレス」。
ドイツ語では、「シュタッツクレイト」staatskleid 。
どなたか宝石をあしらった大礼服仕立てて頂けませんでしょうか。