カナリアとカフ・リンクス

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カナリアは、小鳥の名前ですよね。

🎶 唄を忘れたかなりやは…………………。

たしか、そんな童謡がありましたね。西篠八十の作詞。もともとは詩だったという。
大正七年『赤い鳥』十一月号に発表された時の題は、「かなりあ」。その翌年になって、「かなりや」と、改められたんだとか。
1960年代の銀座では、カナリアが流行ったらしい。銀座にはバアがあって。バアにはお美しいお方がいらして。男はお美しいお方に声をかける。そんな時の上手な断り文句が、「カナリア」。
「わたくし、カナリアを飼っておりますの。帰って、お食事をやりませんと……………………。」
カナリアと関係あるのが、炭鉱。十九世紀は石炭の時代で。炭鉱は重要資源。掘って掘って、さらに掘る。そんな時のお供が、カナリア。
カナリアは人よりも先に毒ガスに気づくので。
「カナリア」は、カナリア島と関係があるという。カナリア島は、古代ロオマ人が、名づけた。犬が多い島だったので。当時のラテン語で
「カナリア」は犬のことだった。
カナリアが出てくる小説に、『英国が私をつくつた』があります。 1935年に、グレアム・グリーンが発表した物語。

「メモ ー カナリヤ、ケーキ、すぐりジャム、かな?」

これはアントニーのひとり言。以前、アントニーはカナリアを飼っていたという設定になっています。また、『英国が私をつくつた』には、こんな描写も。

「わたしにはちょっと豪華すぎるんですな。宝石が多すぎるんです。それであなたに差し上げようと思つたんです。」

これは、ホールという男が、自分のカフ・リンクスを人に上げようとしている場面。この宝石の多いカフ・リンクスは、何度も出てきます。
「豪華」というよりは。アフター・シックスにふさわしいカフ・リンクスなのでしょうね。
簡素なカフ・リンクスは、昼間用。宝石などの光沢の美しいカフ・リンクスは、夜間用なのです。
カナリアを象嵌したカフ・リンクスなども、佳いものですよね。

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