デイヴィッドとデイヴィー・クロケット帽

デイヴィッドは、人の名前にもありますよね。
David と書いて「デイヴィッド」と訓みます。
デイヴィッドの由来を訪ねると、「ダヴィデ」に辿り着くんだとか。
もともとの意味は「愛された人」であったという。
デイヴィッドから想い浮かべる小説に、
『デイヴィッド・コパーフィールド』があるでしょう。
英国の作家、チャールズ・ディケアンズの代表作。
1850年に発表された長篇。
『デイヴィッド・コパーフィールド』は、ディケンズの自伝的小説でもあります。
また、読むと生きる勇気が湧いてくる物語とも言えるでしょう。

「ある金曜日の夜中十二時に生まれた、ということだけを記しておく。つまり、時計が十二時を打ち始めると同時に、私は産声をあげたのだそうである。」

ディケンズは『デイヴィッド・コパーフィールド』を、そのように書きはじめています。
少なくともこの部分は、事実その通りだったでしょう。
『デイヴィッド・コパーフィールド』出版の翌年が、1851年。大英博覧会が開かれた年。
大英博覧会の会場が、「水晶宮」であったのは、言うまでもありません。
この水晶宮を建てたのが、ジョゼフ・パクストン。
ディケンズは、ジョゼフ・パクストンとも友人でありました。
ジョゼフ・パクストンもまた、立身出世を絵に描いたようなお方だったのです。『デイヴィッド・コパーフィールド』と無縁ではなかったでしょう。
デイヴィッドが書いた小説に、『絞首人の一ダース』があります。
1961年に、デイヴィッド・アリグザンダーが発表したミステリ。この中に。

「やっぱりこういうアライグマ皮の帽子をかぶってさ、房飾りがいっぱいついた鹿皮の服を着ているんだ。」

これは十歳くらいの男の子の言葉として。
少年もまた、デイヴィー・クロケット帽をかぶっているので。
ラクーン(アライグマ)一頭分で作った帽子なのです。
帽子の後にラクーンの尻尾が付いているのが、特徴。
その昔、デイヴィー・クロケットが愛用したので、その名前があります。
どなたかデイヴィー・クロケット帽を作って頂けませんでしょうか。