プリンストンとブリーフ・ケース

プリンストンは、地名にもありますよね。
アメリカ、ニュウジャージ州に、プリンストンがあるように。
プリンストンは「プリンストン大学」のある街ですね。
プリンストン大学は1746年の創立というから、古い。
プリンストン大学がアメリカの名門校であるのは、言うまでもありません。
おしゃれな学生が多いことでも識られています。
また、アイヴィイ・リーグ校のひとつでも。
『ザ・グレイト・ギャッツビー』の作者、フィッツジェラルドの出身校でもあります。
「ダレス・バッグ」の名前でも識られるジョン・フォレスター・ダレスもまた、プリンストン大学の卒業生なのです。
ジム・トンプソンもまたプリンストン大学に学んだひとり。
ジム・トンプソンは1906年3月21日に、デラウエア州に於いて、誕生。
ジム・トンプソンは第二次大戦中、志願して陸軍に入っています。
陸軍で配属されたのが、「OSS」。OSSは、今の「CIA」の前身。
ジム・トンプソンは秘密諜報部員として活躍したと伝えられています。
ジム・トンプソンは戦後もタイに留まって、その頃衰退していた「タイ・シルク」を復活させた人物でも。今に
「ジム・トンプソン」の銘柄での絹製品があるのは、そのためなのですね。
松本清張の推理小説に、『熱い絹』があります。
『熱い絹』のモデルは、ジム・トンプソンなのです。
ジム・トンプソンの謎の失踪を描いた物語になっています。
プリンストン大学の客員教授となった作家に、
江藤 淳がいます。
江藤 淳の、プリンストン大学での様子は、『アメリカと私』に、詳しく書いてあります。
『アメリカと私』は、1964年の発表。
江藤 淳の『アメリカと私』を読んでおりますと、こんな一節が出てきます。

「M・J・Bというイニシアルのはいった赤革のブリーフケースをぶらさげて、ハンチングをかぶった教授の足どりはゆっくりだったが、」

これは先輩にあたるジャンセン教授の様子として。
江藤 淳は「イニシアル」と書いてあるのですが。
どなたか赤革のブリーフ・ケースを作って頂けませんでしょうか。