ブリストルとフライイング・シャトル

ブリストルは、地名にもありますよね。
Bristole と書いて「ブリストル」と訓みます。
ロンドンから西に190キロほど行った辺りの港町。
人口は、ざっと47万人だとか。
ブリストルは十一世紀のはじめから羊毛の輸出港として栄えた歴史を持っています。
また、この地に因んで「ブリストル・クリイム」があるのは、ご存じの通り。甘口のシェリー。
食後酒や寝酒には最適のものでしょう。
1497年に、冒険家、ジョン・カボットが船出したのも、ブリストル港。
ジョン・カボットは、息子のセバスチャン・カボットと共に出航して、カナダ、アメリカなどを発見しています。
ブリストルと名前のつくものに、「ブリストル・タンカード」が。その昔、英国人がエールを飲むのに使ったマグのこと。
丸くて、美しい蓋のついたマグを、「ブリストル・タンカード」。多くは、銅製。なぜ、銅製なのか。中に注いだエールを温めるために。
十九世紀のイギリス人はエールを温めて飲んだんだそうですね。
私はこのことを、『イギリスの生活史』によって、教えられたのですが。
1987年に、ジョン・セイモアが発表した『イギリスの生活史』には、「飛び杼」の話も出ています。
当時、アイルランドやスコットランドの織り子を救ったのは、飛び杼。
飛び杼、フライイング・シャトルのこと。
フライイング・シャトルは1733年、ランカシア州のジョン・ケイによって発明されています。
それ以前の杼がすべて手動だったのは、言うまでもないでしょう。
縦糸に、横糸を通すための道具が、杼。
ジョン・ケイのフライイング・シャトルによって、織りが革命的に進化したのです。
どなたか十八世紀の布地を再現して頂けませんでしょうか。