ブーメランとブラック・タイ

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ブーメランは「く」の字形の飛び道具ですよね。飛び動具にもいろんなのがあるんでしょうが、ブーメランはひとりで元に戻ってくるのが、特徴。
ブーメランは、オーストラリアの原住民、アボリジニーが考えたと伝えられています。ブーメランの歴史は、とてもとても古いんだそうですね。一説に、古代エジプトの時代にすでにブーメランに似た飛び動具があったと伝えられています。
1920年代、英国の考古学者、ハワード・カーターが、ツタンカーメンの墓を発掘した時、一種のブーメランが発見されています。
古代エジプトにあったなら、同じ時代のオーストラリアにもあった可能性があるでしょう。でも、オーストラリアのブーメランにはブーメランならではの特徴があった。それを投げることによって、戻ってくる。
つまりブーメランの歴史は戻ってはこない飛び動具から、戻ってくる飛び動具へと発展したことにあります。そして戻ってくるブーメランを発明したのは、やはりアボリジニーではないでしょうか。
ブーメランは正しく持って、正しく投げると、必ず戻ってくるんだそうです。正しい持ち方は、「く」の字を立てて持つことなんだとか。
ブーメランが出てくる映画に、『おしゃれ泥棒』があります。1966年の映画。オードリー・ヘップバーンと、ピーター・オトゥールの共演。ピーター・オトゥールは、名画泥棒の役。オードリー・ヘップバーンは偽作家の娘という設定。
本物として美術館に陳列されている偽物を、奪おうとする物語。この時、ピーター・オトゥールは、ブーメランを使ってわざと防犯ブザーを鳴らせておいて………………。」
まあ、それはともかく。映画の冒頭、ピーター・オトゥールは、ブラック・タイで登場。それがまた、なんとも肩の力を抜いた着こなしになっています。スタッズの数、四個。カマーバンドもなしの着方。まあ、ピーター・オトゥールだからこその、寛ぎ方なのでしょうが。
ブラック・タイを着て、もう一度『おしゃれ泥棒』を観たいものですね。

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