日曜日とニット・タイ

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日曜日は、待ち遠しいものですよね。ただ、私のように毎日が日曜日というのも、ナンですが。
日曜日は、サンデー。これははもう誰だって知っています。s und a y 。でも、どうして日曜日が「サンデー」なのか。
昔むかし、人びとは、「太陽に捧げる日」と考えていたからなんですってね。日曜日を。それで、週の第一日だった。
今は、月曜日が、第一日目ということになっています。1971年にイギリスがそのように変えたからなんだとか。
「サンデー・スーツ」といえば、一張羅ということになっています。これは日曜日は、教会での礼拝に行くための服装だから。日曜日にはうんとだらしない恰好をする私とは大違いであります。
あるいはまた、「サンデー・セイント」。もちろん、「日曜聖者」。もし仮に、月曜日から土曜日までを、俗な、普通人として暮らしていても、日曜日には必ず教会へ。そんな人のことを、「サンデー・セイント」。これは実際には、「なかなかいい人じゃないの」といった意味になるんだそうですね。
日曜日が出てくる小説に、ジャン・エシェトスの、『ぼくは行くよ』があります。

「五年間というもの、フェリックス・フェレールの一日は、日曜日以外同じあんばいで過ぎていった。」

フェリックス・フェレールは、物語の主人公。毎朝、彼女のために朝食を作り、朝食ができたら、彼女を起こしてあげる。そんな、毎日のことなんですが。
『ぼくは行くよ』には、こんな描写も出てきます。

「真っ青なストライプシャツを着こなし、茶色とゴールドのニットのネクタイを締めてギャラリーに出向く。」

フェリックス・フェレールは、画廊の経営者という設定なので。「茶色とゴールド」ということは、縞柄なんでしょうか。
これからは、日曜日には、お気に入りのニット・タイを結ぶことにいたしましょうかね。

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