トワイニングとニッカーズ

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トワイニング紅茶は、有名ですよね。とくに「アール・グレイ」は、広く知られています。
アール・グレイは、ベルガモットの香りが素晴らしい紅茶。このベルガモット・フレーバーが大好きだったのが、英国のグレイ伯爵。それで「アール・グレイ」の名前があるんですね。1830年代のことと、伝えられています。
トワイニングのはじまりはもっと古くて。1706年のことなんだそうです。ロンドンのストランド街に、「トムズ・コーヒーハウス」を開いた。トースト・トワイニングだから「トムズ・コーヒーハウス」。
トーマス・トワイニングは、1675年の生まれ。トーマスのお父さん、ダニエル・トワイニングは、ウールの織元であったという。
トーマス・トワイニングがロンドンに出るのは、1694年ころのこと。それから後に独立して自分の店を開いたのが、1706年。
「トムズ・コーヒーハウス」には、小さな箱が置いてあって。そこに「トゥ・インシュア・プロンプトナーズ」 ( すばやいサービスのために ) と書いてあった。この箱に小銭を入れておくと、優先的に、コーヒーが運ばれた。この言葉の頭文字から、今の「チップ」が生まれたんだそうですね。
トワイニングが出てくるミステリに、『チャーリー・モルデカイ 1』が。イギリスの作家、キリル・ボンフィリオが、1972年に発表したユーモア小説。

「紅茶はいつものラプサン・スーチョンや烏龍ではなく、トワイニングの濃いクイーン・メアリーのブレンドだった。」

主人公で、画商の、チャーリー・モルデカイが、紅茶を飲む場面なんですね。また、この中に。

「スウェードのニッカーボッカーのスーツを着ていたが……」。

これはインテリア・デコレーターの、ミセス・スポーンの着こなし。「スーツ」ということは、上着はノーフォーク・ジャケットなんでしょうか。
寒い冬の戸外で。ニッカーボッカーズを穿いて、熱いトワイニング紅茶を飲むのも、粋なものですね。

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