サンドイッチとペイズリー

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サンドイッチは、美味しいものですよね。サンドイッチにはたくさんの種類があって。
たとえば、「サブマリン・サンドイッチ」とか。大きな、細長いパンに、いろんなものを詰めて、がぶりと。もちろん潜水艦の形に似ているから、「サブマリン・サンドイッチ」なんですね。
サブマリン・サンドイッチはNYに生まれて、NYに育ったもの。そんなふうにも言えるでしょう。そのサブマリン・サンドイッチにも多くの種類があって。「ヒーロー・サンドイッチ」、「グライダー・サンドイッチ」、「プアボーイ・サンドイッチ」、「ホーギー・サンドイッチ」……。
この「ホーギー・サンドイッチ」は、ホーギー・カーマイケルと関係があるんだそうですね。あの『スターダスト』の名曲で知られる、ホーギー・カーマイケルと。
サブマリン・サンドイッチが出てくるミステリに、『初秋』があります。1981年に、ロバート・B・パーカーが発表した物語。

「私はそのサブマリン・サンドウィッチとビールをもって居間に戻った。」

「私」が、私立探偵のスペンサーであるのは、言うまでもないでしょう。また、こんな描写も。

「ラウンド・カラーのシャツの喉元をオープンにして紺のペイズリイ・タイを念入りに締めており、グッチのローファーはき、胸のポケットから紺の絹ハンカチをたっぷりのぞかせている。」

これはボストンの「ルイス」の店員の着こなし。スペンサーが少年のポールを連れて、洋服一式を揃える場面なんですね。たしかに、「ルイス・ボストン」は名店であり、高級店でありました。
なにかペイズリーのタイを結んで、美味しいサンドイッチを食べに行くとしましょうか。

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