ボンドとブレイザー

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ボンドといえば、ジェイムズ・ボンドですよね。
「ジェイムズ・ボンド」の作者は言わずと知れた、イアン・フレミング。
一方、「フィリップ・マーロウ」の作者が、レイモンド・チャンドラー。チャンドラーとフレミングは実は、親しい間柄だったんだですね。しばしば、ロンドンで会ってもいます。
年齢はチャンドラーのほうが二十ほど年上。フレミングはチャンドラーのことを尊敬する先輩と、思っていたようです。
1958年ころのこと。チャンドラーとフレミングは、レストラン「ブルースティン」で、食事をともにしています。
この時の話題は、夏の休暇。フレミングはチャンドラーに、カプリに避暑に行くことを薦める。
「もし、カプリに行くのなら、途中、ナポリに寄ったらどうでしょう。」
そう言ったのも、フレミング。なぜ、ナポリなのか。その頃、ちょうどナポリには、ラッキー・ルチアーノがいたから。レイモンド・チャンドラーが、ラッキー・ルチアーノにインタヴューしたら、面白いのではないか、と。ルチアーノ・ルチアーノはその頃、マフィアの元締だった人物。
チャンドラーは、ナポリに行った。ラッキー・ルチアーノはナポリの、「ロイヤル・ホテル」に泊まっていて、チャンドラーもそこに滞在。『サンデイ・タイムズ』が仲立ちをして、この大御所ふたりは、実際に会ってもいます。この時の対談がどこに、どのように発表されたかは、定かではありませんが。
イアン・フレミングが1959年に発表したのが、『ゴールド・フィンガー』。『ゴールド・フィンガー』と同じ年の映画に、『お熱いのがお好き』があります。1959年は、名画の多い年でもありますね。
『お熱いのがお好き』の中で。トニー・カーティスが富豪に「扮する」場面があります。この「富豪」ならではのブレイザーが、お美事。拍手したいくらいのものです。ダブル前で。ヨット・キャップを被り。ホワイト・フランネルズを合わせて。
ブレイザーもやはり、着こなしひとつなんですね。

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