スティーヴンとスリーヴ・バッジ

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スティーヴンは、西洋人の名前ですよね。たとえば、スティーヴン・ジョーンズだとか。
スティーヴンは名前だけでなく、姓名にもあるようです。ひとつの例ですが、ジョン・スティーヴン。J ohn St eph enと書いて、「ジョン・スティーヴン」と訓みます。
ジョン・スティーヴンは、1960年代のロンドンで、「モッズ・ルック」を生んだ人物です。ロンドンのカーナビー・ストリートにジョン・スティーヴンの店がありました。今は昔の話ですが。
スティーヴンはまた、ウルフの姓でもあります。ここでのウルフは、もちろんヴァージニア・ウルフであります。
ヴァージニア・ウルフは、1882年1月25日に倫敦で生まれています。お父さんは、レズリー・スティーヴン。お母さんは、ジュリア。そこで、「アデリーン・ヴァージニア・スティーヴン」と名づけられたのです。
つまり、ヴァージニア・ウルフは筆名でもあるのです。ヴァージニアのお父さん、レズリー・スティーヴンは、編集者であり、作家であり、登山家でありました。
イギリスには、『英國人名辞典』という世界に誇るべき人名辞典があります。この『英國人名辞典』の編纂者であり、また執筆者であったのが、レズリー・スティーヴンなのです。
ヴァージニア・ウルフについて語ることは、あまりに多いでしょう。が、ひとつだけつけ加えておきたいのが、「ダンディズム」の研究家でもあったことです。十九世紀に生まれた女性作家としては、珍しいことではないでしょうか。
ヴァージニア・ウルフが、1938年に発表した作に、『三ギニー』があります。ウルフは、この「三ギニー」にかなりの力を注いでいたらしい。

「ついに『三ギニー』をやり始めた ーー 五日間あくせくして、写し直して、あるていど書き直したあとで。」

ウルフは、1937年6月1日(月曜日) の日記に、そのように書いています。さて、その『三ギニー』の中に。

「ある人びとは一本線の袖章、他の人びとは三本、四本、五本あるいは六本の線をつけてもよいのです。」

袖章は、ふつう位によって筋の数が決められています。勝手に線を増やすことは出来ないのです。階級章でもあるのですから。
袖章は、「スリーヴ・バッジ」s l e ev e b adg e と言います。上着の袖口もまた目立つところですから、なにかあしらいたくなるのも、当然でしょう。
金モールではなくて、せめて黒のコードでも一本飾りましょうか。

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