ブロンドとステッキ

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ブロンドの髪に憧れる人、少なくないですよね。
『紳士は金髪がお好き』。これは後に映画にもなりましたが。もともとは、アニタ・ルースが書いた小説なんですね。1925年のこと。でも、『紳士は金髪がお好き』が流行りすぎたせいかどうか。急いで、『でも紳士はブルーネットと結婚する』を仕上げています。1927年のことです。
映画の『紳士は金髪がお好き』は、マリリン・モンローと、ジェーン・ラッセルの共演。モンローがブロンド、ラッセルがブルーネット。ちゃんとその両方が出ていたわけですね。
ブロンドがお好きだったひとりに、ヒッチコックが。ドリス・デイ。ジョーン・フォンテイン。イングリッド・バーグマン。グレース・ケリー。ヒッチコックが好んで起用女優にはかなりの頻度で金髪が多いのです。
実際には実現しなかったのですが。ヒッチコックは例の『北北西に進路を取れ』に、オードリー・ヘップバーンに出てもらおうと。ただしその条件は、ブロンドの髪にすること。で、ヘップバーンはお断りしたんだとか。
グレース・ケリーがモナコ王室に入った後。ヒッチコックが注目してのが、キム・ノヴァク。もちろん、ブロンドの髪でありました。
アルフレッド・ヒッチコックが1945年に作ってのが、『白い恐怖』。原作は、フランシス・ビーディング著『白い恐怖』。1927年の発表。
1945年、アイルランドに生まれたのが、ベンジャミン・ブラック。ベンジャミン・ブラックが2014年に発表したのが、『黒い瞳のブロンド』この中に。

「右手が持っているのはマラッカ杖だった。英国人がスワッガーと呼んでいる短いステッキだと思う。」

これは、キャニングという男の持っているステッキ。
さて、ステッキを携えて。ブロンド女優の映画を観に行くとしましょうか。

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