ソースとディナー・ジャケット

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ソースにも、いろんな種類がありますよね。その数多い中に、「リーぺリン・ソース」があります。リーぺリン・ソースは、ウスターソースのひとつでもあるのですが。
リーぺリン・ソースは少し大げさに言いますと、万能薬。洋食なんかにほんの少し添えますと、たちまちにして風味がゆたかになります。
リーぺリン・ソースは、1835年頃、英国ではじまったと、考えられています。ジョン・ウィリー・リアと、ウイリアム・ヘンリー・ペリンズによって。それで、「リーぺリン」ソース」の名前になったんですってね。
リーぺリン・ソースの基になったのは、インドのスパイス・ソースだったそうです。それはともかくイギリス人はなにかというと、ソースをかけるのが好き。それをからかって、フランス人は言う。
「英国とは百の宗教があって、ひとつのソースしかない国」と。
フランスにはフランスのソースがあって。だいたいはその料理に合わせて、それに合うソースを作ることが多いから。
それはともかく、なぜ「ウスターソース」なのか。それは英国の、ウスターシャー州、ウスターにはじまっているからと、信じられています。
このウスターでお生まれになったのが、エルガー。サー・エドモンド・ウィリアム・エルガー。エルガーの音楽が出てくるミステリに、『殺人者にカーテンコールを』があります。サイモン・ショーが、1987年に発表した物語。

「フィリップはアームチェアに座って、エルガーのチェロ協奏曲を聴いていた。」

『チェロ協奏曲』は、1919年にエルガーによって作曲されています。著者の、サイモン・ショー自身、俳優の経験があるそうですから、演劇が舞台になるミステリはお手ものでしょうね。また、こんな描写も。

「タキシードを着てこちこちに背筋伸ばし………」。

これは、ある特別な事情から緊張しているわけですが。
ほんとうは、ディナー・ジャケットはゆったりとした気持で、着こなしたいものですね。

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