ハヴァードとハーフ・パンツ

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ハヴァードは、アメリカの有名大学のひとつですよね。
ハヴァード大学は、1636年の創立だというのですから、古い。ハヴァード大学は、ケンブリッジにある。そうなんです。マサチューセッツ州の、ケンブリッジという場所に、「ハヴァード大学」は建っています。
「ハヴァード」の名前は、ジョン・ハヴァードの名前に由来しているとのこと。ジョン・ハヴァードは、ピューリタン派の牧師であったお方。ジョン・ハヴァードが、設立資金と蔵書を提供したところから、「ハヴァード大学」が生まれているんだそうです。

「この地に住むイギリス人とインディアンの若者を教育すること。」

1650年の「ハヴァード憲章」には、そのように記されています。インディアンにもキリスト教を伝えたかったからです。そのために、「インディアン・カレッジ」が、1656年に建てられています。その頃、ジョン・サイモンという名の、若きインディアンの生徒がハヴァード大学に在学していたという。
1661年には、「ケイレブ」というインディアンが、ハヴァード大学に入学しています。ケイレブ・チェーシャトゥーモーク。ケイレブは、1646年頃に、サーマズ・ヴィニヤード島に生まれたインディアン。
このケイレブこそ、ハヴァード大学をはじめて卒業したインディアンだったろうと、考えられています。
ハヴァード大学が出てくる小説に、『ある青年の冒険』があります。1939年に、ジョン・ドス・パソスが発表した物語。

「ハヴァード大学のせーたを着、うつむいておどおどカヌーからよろめき下りてくるブレイズに…………………。」

『ある青年の冒険』には、こんな描写も出てきます。

「カーキ色の半ズボンにボーイ・スカウトのようなシャツを着ていた。」

これは、スポッツウッドという青年の着こなし。いいですね。「カーキ色の半ズボン」
なにかハーフ・パンツを穿いて、ハヴァード大学の歴史でも勉強しましょうか。

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