マヨネーズと鰐革

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マヨネーズはいろんな遣い道がありますよね。ホットドッグを食べる時にも、添えたりすることが。
マヨネーズは1756年、フランスで考えられたんだとか。オイル、卵、レモンなどをよく混ぜると、マヨネーズに。一説にリシュリュウ公の発明であったとも。
マヨネーズの名前は、メノルカ島の、町の名前に因んでいるらしい。
マヨネーズが出てくる物語に、『ドクター・ノオ』があります。1958年に、イアン・フレミングが発表した 007シリーズの一作。

「はい、マヨネーズ。これはびん詰めのじゃないのよ。自分で作ったの。それから、パンとバターも上がってね。」

これはジャマイカの娘、ハニー・ライダーが、ボンドに対しての科白。『ドクター・ノオ』は、ジャマイカを背景にしての、痛快小説。
ボンドとハニーとが食事をする場面では。「イギリス風ロースト・チキンと、チョコレートをかけたヴァニラ・アイスクリーム」をハニーのために、選んでいるのですが。
1958年の日本の小説に、『蒼ざめた日曜日』が。曽野綾子の、短篇です。この中に。

「内ポケットから立派な鰐皮の財布を出して……」

「彼」は、物語の語り手。ある日の日曜日、「彼」はひとりの「紳士」に出会う。その紳士が鰐革の財布を持っていたという場面なんですね。
鰐革ではありませが。とりあえず財布を持って、マヨネーズの材料を買いに行くとしましょうか。

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