ラヴェルと靴ひも

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ラヴェルは、よく知られた作曲家ですよね。もちろん、モーリス・ジョセフ・ラヴェル。
ラヴェルの曲に、『ピアノ協奏曲 ト長調』があります。1930年代のはじめの完成。ラヴェルとしては最初、『バスク狂詩曲』の題名を考えていたそうです。
「ピアノ協奏曲 ト長調』がバスクの民謡の影響を受けていることは、間違いないでしょう。ラヴェルのお母さんの名前は、マリーで、バスクの人であったのも、当然、頭に入れたおいても良いでしょう。
バスクの人たちは民謡唄うのが好きで、『漕げ 漕げ 船乗り』とか、『起きよ 起きよ 家の者たち』など。バールに集まってはよく合唱したんだそうです。『ピアノ協奏曲 ト長調』にはそんな印象も織り込まれています。もっともラヴェル自身は、「ジャズの影響も少しは入っている」とのことですが。
『ピアノ協奏曲 ト長調』の初演は、1932年1月14日。ラヴェル自身の指揮で。ピアノ独奏は、マルグリット・ロンであったという。
ラヴェルには『道化師の朝』があります。『道化師の朝』の初演は、1900年1月6日。パリの「ソシエテ・ナシオナル」で。
1900年に、リヨンで生まれたのが、サン=テグジュペリ。サン=テグジュペリはお母さんっ子だったみたいで、お母さん宛の手紙がずいぶん遺っています。
1910年代のはじめ、寄宿校からお母さんに書いた手紙の中に。靴ひもを送って欲しいと、書いています。

「靴ひも (アンべリューではなくリヨンで買ったもの、アンペリューのひもは質が悪いので ) ……」

サン=テグジュペリは子供のころから、靴ひもに煩かったんでしょうね。
さて、ちゃんと靴ひもを結んで。ラヴェルのレコードを探しに行きましょうか。

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