スウェーデンとスポーツ・ジャケット

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スウェーデンは、美女の国ですよね。かのグレタ・ガルボはストックホルムの出身であります。1905年9月18日に、ストックホルムに於いて、誕生。
1925年からはハリウッド移って女優として活躍したこと、言うまでもないでしょう。

1928年にストックホルムを旅したお方に、浜田青陵がいます。日本の優れた考古学者。浜田青陵はストックホルムで「ロイヤル・オペラ」を鑑賞した後、宮中の晩餐に招かれています。

「宮中の晩餐においてはスモーキングに服装を改めることはもちろんであるが、平素は殿下自ら肉をカーヴし給い、コーヒーは妃殿下が親しく作られて」

浜田青陵の紀行文『瑞典の国都へ』に、そのように書かれています。

スウェーデンが出てくる短篇に、『我らがムーヴィー・クイーン』があります。1925年に発表された小説。
1925年『シカゴ・サンデー・トリビューン』紙6月7日付に掲載。その時の署名は、F・スコット・フィツジェラルドになっていたという。
でも、現在では妻のゼルダ・フィツジェラルドが執筆したものだと考えられています。

「彼女の父親もスウェーデン人だったかもしれないし、、そうでなかったかもしれない。」

また、1929年に発表された短篇に『フォリーズの風変わりな娘』があるのは、ご存じの通り。
1929年『カレッジ・ユーモア』7月号に掲載された時には、スコットとゼルダの合作とされていたんだそうですね。が、今日では、すべてゼルダの筆であったと、信じられています。この中に。

「散歩用の黄色い麻のスポーツ・ジャケットを着て、レモンのような香水と、バカルディのカクテルの匂いがした。」

これは「ゲイ」という名前の女優の着こなしについて。

「あつらえたリボンタイのおかげで、黄色いジャケットはゲイによく似合っていた。」

そうも書いてあります。スポーツ・ジャケットにはネクタイを結ぶべきなのでしょうか。
どなたかスウェーデンに旅したくなるスポーツ・ジャケットを仕立てて頂けませんでしょうか。

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