パンとシルク

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パンにもいろんな種類がありますよね。たとえば、黒パン。黒パンにバターとマーマレードをたっぷりつけて食べるのは、美味しいものです。

黒パンはイギリスでは、ライ・ブレッド。たいていはライ麦で作るからなんだそうですね。これがドイツに行きますと。「シュヴァルツブロート」。「シュヴァルツ」は、「黒」のことなんだとか。

ドイツのパン屋の娘だったのが、ワーグナーのお母さん。もちろん、リヒャルト・ワーグナーですよね。

ワーグナーは、1839年に、フランスへ。その時代ですから、船で。ところがフランス行きの汽船が、大嵐に遭う。で、小さな島に避難。この小島に滞在中ふっと浮かんだのが、『さまよえるオランダ人』だと伝えられています。

ワーグナーの音が好きな作家に、ハインツ・G・コンザリックが。ドイツ、ケルン生まれの小説家。本名は、ハインツ・ギュンター。ハインツ・G・コンザリックが、1983年に発表したのが、『死の微笑』。これは香港を舞台にしたミステリ。

「身なりはエレガント、ライトグレーのシルクのスーツに純白のシャツ、それに、銀色の小さな星が織りこまれたシルクのネクタイをしていた。」

これは香港、「クウォン・ワー病院」の医長、ワン・アンツェの着こなし。

いいなあ、シルクのスーツ。ぜひ一着欲しいところですが。まあ、黒パンでも食べながら、考えてみると、いたしましょうか。

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