バロックとバスコ

バロックは、美術用語にもありますよね。
Baroque と書いて「バロック」と訓みます。
バロックはポルトガル語の「バロッコ」barocco から来た言葉なんだそうですね。
その意味は「歪んだ真珠」だったという。
バロックよりも前の美術様式を、「ルネサンス」と呼ぶことがあるのは、ご存じの通り。
ルネサンス時代に生きた偉大な人物に、レオナルド・ダ・ヴィンチがいます。
レオナルド・ダ・ヴィンチは1452年4月15日に、イタリアのフィレンツェに於いて、誕生。
レオナルド・ダ・ヴィンチはまずはじめに画家あったお方。画家であり、科学者であり、天文学者であり、解剖学者でもあった賢人。
ちょっと外に較べようのない天才であったのは、言うまでもないでしょう。
とにかく今から五百年以上も前に、自動車や飛行機のスケッチを描いているのですからね。
レオナルド・ダ・ヴィンチが発明したものの一つに、「スフマート」sfmat があります。イタリア語で「ぼかし」の意味。
レオナルド・ダ・ヴィンチが1503年頃に描いたとされる『ジョコンダ』。そうです、『モナリザ』。
この『モナリザ』の口許にも「スフマート」が用いられています。「ぼかし」。描くようで描いていない。
このスフマートがあるために、モナリザの微笑はより神秘的に想えるのですね。
レオナルド・ダ・ヴィンチは生涯に膨大な手記を書き遺しています。
今は『レオナルド・ダ・ヴィンチの手記』として、一冊の本に纏められているのですが。
この本の中に。

「その後わたしは靴やベレ帽や靴下や攻撃用に携帯する武器や着物の裾やズボンの裾、衣の裾や実際美しく見せたいとおもう人々の口辺りに至るまで、長い鋭いピンを留めているのを見た。」

そんな記述が出てきます。
レオナルド・ダ・ヴィンチの時代のイタリアにベレ帽があったのは、間違いないでしょう。
イタリア語のベレ帽は、「バスコ」basco 。
バスク地方でかぶられる帽子の意味かと思われます。
どなたかルネサンス時代のバスコを作って頂けませんでしょうか。