コーンにもいろんなのがありますよね。たとえば、アイスクリーム・コーン。あのアイスクリーム・コーンは、１８９６年にはじまっているんだとか。

アメリカ、ニュージャージー州で。イタロ・マルチオーニという人が考えたんだとか。いずれにしても、１９０３年１２月１３日に特許を得ているんだそうですね。

１９０４年。セント・ルイスでの、ルイジアナ物産展での話は有名でしょう。物産展の会場で、E・A・ハムウィという男が薄焼きワッフルを売っていた。その隣のアイスクリーム屋で器が足りなくなった。で、ワッフルを丸めて、中にアイスクリームを。これが、好評だったんだそうです。

イギリスでのアイスクリーム・コーンは、１９１０年頃のこと。ローレンス・アスキーというアイスクリーム屋があった。なにか新しい売り方がないかと考えて、コーンに入れたら、人気に。

もっともアイスクリームに添えるウエハース。あれはもう少しはやいそうです。１９０５年頃のことという。

アイスクリーム屋のルイスという男が。「ピーク・クリーン」製のウエハースと付けたのがはじまりとか。

アイスクリーム・コーンが出てくる小説に、『夏の月の声』が。アーウイン・ショーが、１９６５年に発表した物語。

「お母さんに言って、アイスクリーム・コーンを買ってもらい……」

また、こんな描写も。

「酒場のドアが開い、マイクルがグラブとスパイクとをぶらぶらさせてはいってきた。テニス・シューズをはいている。」

純白で、クラッシックなテニス・シューズ。いいなあ。

さて、テニス・シューズを履いて、コーンに入ったアイスクリームを食べに行くとしましょうか。