フローベールとフロック

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フローベールは、フランスの文豪ですよね。ギュスターヴ・フローベール。北フランス、ノルマンディ、ルーアンに生まれています。
フローベールは早熟で、幼い頃から、物を書くのが得意だったようですね。フローベールの初恋は、14歳の時。11歳年上のさるマダムに恋心を。これをもとに、『狂人の日記』を書いたんだそうですね。
ギュスターヴ・フローベールのお父さんが、アシル=クレオファスナ・フローベール。外科医。市立病院の院長でもあったという。
アシル=クレオフォス・フローベールがとりあげたひとりが、モーリス。1864年12月11日のこと。後の、モーリス・ルブラン。モーリス・ルブランは後々までも、このことを誇りにもしていたんだそうです。事実、モーリス・ルブランはギュスターヴ・フローベールの膝の上で遊んだこともあるらしい。
モーリス・ルブランは学校を出てから、一時期、ルーアンの織物工場に勤めています。でも、織物工場は性にあわず、隠れては物書きにふけったという。
モーリス・ルブランの代表作に、『813』があります。これはアルセーヌ・ルパンの、短篇集。この中に、『セルニーヌ公爵の工作』が。

「腰まわりのぴったりしたグレーのフロックをきちんとと着こなし、白雲斎のチョッキを小粋にのぞかせている。」

もちろん、セルニーヌ公爵の様子。「雲斎」はふつう「ドリル」のことですが、ここではあるいは「ピケ」のことかも知れませんね。

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