ヘルプとスェーター

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「ヘルプ」にもいろんな意味がありますよね。
ビートルズにも『ヘルプ』という曲があります。1965年に発表された音楽。また、映画にもなったようです。
1965年のビートルズは英国の勲章をもらった年でもあり、三回目のアメリカ・ツアーを行った年でもあります。
NYでのビートルズは、「ウォリック・ホテル」に泊まったんだとか。三十三階の特別室で、一泊、302ドルだったと記録されています。今ならどれくらいの値段なんでしょうか。
1965年の8月のNYコンサートは、「シェア・スタジアム」で。55,000人の収容が可能だったから。この「シェア・スタジアム」に、56,000人が集まって、入場規制。チケット一枚、5ドル65セント。これに100ドルのプレミアムがついたという。
「シェア・スタジアム」での売上は、30万4千ドルに達したそうですが。
このコンサートの翌日、ビートルズはアメリカの歌手を「ウォリック・ホテル」に招いています。「シュープリームス」。「デル・シャノン」。そして「ボブ・ディラン」。どんなはが出たのでしょうか。
1965年に刊行されたのが、『深夜プラス1』。ギャヴィン・ライアルの傑作。人気の高いことでは、『ヘルプ』にも似ているのかも知れませんが。
そのギャヴィン・ライアルが 1980年に発表したのが、『影の護衛』。この中に。

「そのプルオーバー・スエターは、話通りに暖かいのかね?」

という科白が出てきます。イギリスの軍事理論家、ジョン・ホワイト・タイラーの言葉。主人公のハリイ・マキシムが着ている軍用スェーターについて。問われたマキシムは、こんなふうに答えています。

「なかなかいいですよ。編み目が非常に細かいようです。」

なにかお気に入りのスェーターを着て。『ヘルプ』のレコード探しに行くとしましょうか。

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