フランスと名前につく果物に、ラ・フランスがありますよね。西洋梨。美味しい梨です。でも、ラ・フランスは、日本語。
フランスでは、「クロオド・ブランシェ」。1864年に、フランスのクロオド・ブランシェが完成させたので。
ラ・フランスをはじめとして、フランス産の優れものもたくさんあります。たとえば、推理小説。
推理小説といえば、あるいはイギリスの印象があるかも知れません。でも、フランスだって決して負けてはいません。
これもひとつの例ですが。1866年、フランスのエミール・ガボリオは、『ルルージュ事件』を発表しています。ラ・フランスが生まれる少し前ですね。
現代のフランスのミステリで忘れてならない作家に、アルレー。カトリーヌ・アルレー。この名前からも想像できるように、お美しいお方。このお美しいお方が、あっと息を飲む悪女を描いてくれるのですから、人気も高まろうというものであります。
カトリーヌ・アルレーの本格的な登場は、『わらの女』。
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