ウエルズとヴェルヴェット・カラア

Share on FacebookTweet about this on TwitterShare on Google+Email this to someone

ウエルズは、人の名前にもありますよね。英国の作家で、ウエルズといえば、H・G・ウエルズでしょうか。
もちろん、ハーバート・ジョージ・ウエルズのことであります。
ハーバート・ジョージ・ウエルズは、1866年9月21日に、イングランド、ケント州、ブロムリーに生まれています。
お父さんのジョゼフは、プロのクリケット選手だったと伝えられています。お母さんの名前はセアラだったとも。
ハーバート・ジョージ・ウエルズは、必ずしも上流階級の出身ではなかったようです。が、学力は優等だったとのことであります。
1895年に、ウエルズは、『タイム・マシン』を発表しています。これがウエルズの第一作であり、また後に「タイム・マシン」の言葉を流行らせた張本人でもあったのです。その意味でのウエルズは、「SF小説の父」と呼ばれることもあります。
1880年の6月。ウエルズは丁稚奉公に出されています。ウエルズが十二歳の頃に。それはウインザーのとあるウール・マーチャントだったのですね。1881年の6月には、サウスシーのやはりウール・マーチャントに勤めています。
作家のH・G・ウエルズは、生地についてもかなり詳しかったのではないでしょうか。

1938年10月30日、日曜日の夜。突然、ラジオから臨時ニュースが。アメリカ、ニュウジャージの原野に正体不明の宇宙船が落下したというのです。
実はこれ、ウエルズの『宇宙戦争』のラジオ・ドラマだったのです。

1939年の7月。H・G・ウエルズは、招かれて、サマセット・モオムの屋敷で、休んでいました。南フランスのキャップ・フェラにある「モレスク荘」に。
ウエルズがのんびり風呂に入っていると、急用の貴婦人が突然、入って来たことがあったそうです。
パーティーの際、あらためて紹介された時、お互いに初対面であるのをよそおうのに、苦労したそうですが。

H・G・ウエルズの短篇に、『紫色のキノコ』があります。これはSF小説ではないのですが。

「ビロードの折り襟がついた外套は新しく、ほどよく糊のきいた折り返しつきのハイカラな襟は、かつての万能型の襟と入れ替っていた。」

これは「クームズ」という人物の着こなしとして。
おそらく「ブラック・ヴェルヴェット・カラア」のことかと思われます。もしかすれば、チェスターフィールド・コートだったのかも知れませんね。
どなたかブラック・ヴェルヴェット・カラアの外套を仕立てて頂けませんでしょうか。

Share on FacebookTweet about this on TwitterShare on Google+Email this to someone