ポパイとアーガイル

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ポパイは漫画の主人公ですよね。
漫画の『ポパイ』を描いたのは、アメリカ人の、シーガ。エルジー・クラーク・シーガ。
「ポパイ」の初登場は、1919年代のことなんだとか。『ニューヨーク・ジャーナル』12月19日号から、はじまっています。
エルジー・シーガは、1894年イリノイ州の生まれ。若い頃は、劇場でのミュージシャンだったという。漫画家になろうと思ったのは、十八歳の時。
ポパイはホウレンソウを食べて元気になるんですが、最初はニンニクだったという。ニンニクからホウレンソウへ。
『ポパイ』の人気で喜んだのが、お母さんたち。子どもに野菜を食べさせるのに。「ほら、ポパイをごらん」と、言えばよかったから。
1937年には、ポパイの銅像が建てられています。アメリカのホウレンソウ業者によって。
1937年に発表された長編に、『ドナデュの遺言』が。ジョルジュ・シムノンの初期作品ですよね。
ジョルジュ・シムノンが『ドナデュの遺言』を書いたのは、1936年のこと。場所は、コート・ダジュールの小さな島、ポルクロールで。その『ドナデュの遺言』の中に。

「彼ははいっていった。その有名なスコッチチェックの靴下とともに……」

「彼」はフランス人の、ミッシェル。ミッシェルはいつも英国製の生地のスーツに、「スコッチチェックの靴下」を履いている人物という設定。「スコッチチェック」はたぶん、アーガイル・チェックのことなんでしょう。
さて、アーガイルの靴下を履いて。ポパイの漫画を探しに行くとしましょうか。

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