コーヒーとズボン

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コーヒーは美味しいものですね。一杯のコーヒーをどんなふうに飲むのか。これまた、人様ざまで。
ブラック・コーヒーという人も珍しくありません。フランスなら、「カフェ・ノワール」。もちろん、砂糖を加えても。ミルクを加えても。今はイタリア式に、「カフェ・ラッテ」と呼ぶことが多いようですね。
ちょっと変わった飲み方として、「バター・コーヒー」。ホット・コーヒーを飲む時、大匙二杯分の無塩バターを。この「バター・コーヒー」を思いついて実行したのが、デイヴ・アスプレイ。これで念願のダイエットに成功。
以前、チベットを訪れた時、「バター・コーヒー」を経験。そういえばチベットにはスリムな人しかいないなあ、と。もっともデイヴ・アスプレイにいわせると、このバターは、牧草を食べて育った乳牛からのものが良いのだとか。
アメリカでコーヒーを改革したのが、ジェイムズ・M・フォルジャー。1850年のサンフランシスコで。これは金鉱探しの男のために、一回毎のコーヒーを小分けにして売ることを、思いついたのでです。ジェイムズ・M・フォルジャー、15歳の時。これが今の「フォルジャーズ・コーヒー」のはじまりなんだとか。
1850年8月18日に世を去ったのが、オノレ・ド・バルザック。バルザックが贔屓にしたテイラーが、パリの「ビュイッソン」。「ビュイッソン」は当時、一流とされた洋服店。リシュリュー通り108番地にあった店。
ある時、バルザックはこのビュイッソンで、正装用の黒いズボンを仕立てさせています。あたい、45フランなり。今なら、どれくらいになるんでしょうね。
とりあえず、お気に入りのズボンで。美味しいコーヒーを飲みに行くとしましょうか。

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