キャンベルとハイ・カラー

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キャンベルといえば、スープですよね。
キャンベルはアンディ・ウオーホールによって、アメリカの象徴にもなったくらいです。
あの「キャンベル・スープ」のはじまりは、1897年のことなんだとか。ジョン・トンプソン・ドーレンスが考えたんだそうです。
その頃の会社名は、「ジョセフ・キャンベル・プレザーヴ」。社長は、アーサー・ドーレンス。つまりジョン・トンプソンは、アーサー・ドーレンスの甥だった。それ以前、ジョン・トンプソン・ドーレンスはヨーロッパに留学していて。彼らがよくトマト・スープを飲むことに気づいたんですね。
それでアメリカに帰ってから、缶詰の濃縮トマト・スープを考案。赤と白の配色になるのは、1898年から。これはコーネル大学の、フットボール・チームのユニフォームにヒントを得たもの。
1900年に。「パリ万博」に出品して、金賞。1900年以降はレッド&ホワイトのパッケージに、ゴールド・メダルが加えられることになったわけですね。
1899年には宣伝のために、「キャンベル・キッド」の顔が登場。この「キャンベル・キッド」の絵を描いたのが、グレイス・ゲビー・ドライトンだったそうです。
ジョセフ・キャンベル・プレザーヴから、「ジョセフ・キャンベル」に名前を変えるのが、1905年のこと。
1905年に写された、モーリス・ラヴェルの着こなしを見ると。ダブル前の三つ揃いに、白いハイ・カラーのシャツを着ています。
ラヴェルの隣に写っている、ピアニストのヴィニェスは、ウイング・カラー。1905年は、ウイング・カラーカラーから、ハイ・カラーへの過渡期だったのでしょうか。
ハイ・カラーのシャツで。キャンベルを買いに行くとしましょうか。

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