サッカレーとサフォーク・ジャケット

サッカレーは、人の名前にもありますよね。
たとえば、ウイリアム・サッカレーだとか。
Thackarayと書いて「サッカレー」と訓みます。
ウイリアム・メイクピース・サッカレーは、1811年7月18日。インドのカルカッタ、アリブールに生まれています。
これはお父さんのリッチモンドが、「東インド会社」に勤めていたことによるものです。
サッカレーの代表作は、『虚栄の市』でしょうか。1848年の発表。
サッカレーがインドから、イギリスに帰るのは、1816年。ウイリアムが六歳の時のこと。
もちろん、船で。船は喜望峰をまわって、途中、セント・ヘレナ島にも寄って。
セント・ヘレナのロングウッドには、ナポレオン・ボナパルトが捕らわれの身となっていて。
ウイリアムはナポレオンの姿を垣間見たという。
サッカレーは1829年2月29日。ケンブリッジ大学に入学。トリニティ・カレッジに。
サッカレーに与えられた部屋は、その昔、ニュートンが住んでいた部屋だったそうですね。
1854年12月。サッカレーは『バラとゆびわ』を発表。これは童話だったのですが。
『バラとゆびわ』は絵本でもあって、その挿絵もまた、サッカレーの手になるものだったのです。
サッカレーが出てくる自伝に、『アーサー・ランサムの自伝』があります。
アーサー・ランサムは、1884年1月11日に英国に生まれた、児童文学者。

「サッカレーの娘はミス・イーディス・シッチウエルと話をしていた。」

これは1904年にはじめて、アン・サッカレーを訪ねた時の話として。
アーサー・ランサムが作家として成功してからの趣味は、釣りと舟。
アーサー・ランサムが釣舟に乗っている写真が今に遺っています。
アーサー・ランサムは釣舟に乗る時は、たいていサフォーク・ジャケットを着る習慣があったらしい。
「サフォーク・ジャケット」saffork jacket は、ノーフォーク・ジャケットに似ています。
ただ、背中のボックス・プリーツは中央に一本だけ。
地図を開くと、サフォークはノーフォークに隣接しています。
「ノーフォークの一歩手前」の言葉遊びから生まれた名前でしょうか。
どなたかサフォーク・ジャケットを仕立てて頂けませんでしょうか。