ベートヴェンとBVD

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ベートヴェンは偉大なる音楽家ですよね。昔、学校の音楽室には必ず、ベートヴェンの肖像画が掲げられていたものです。
ベートヴェンの音楽性とは。そんな話ができるはずもないので、脇道に入りましょうか。
ベートヴェンは珈琲がお好きだった。いや、ベートヴェンは珈琲に凝る人だった。ベートヴェンは珈琲を淹れるのに、コーヒー豆をコーヒー挽きで、挽いた。その時、一杯分につき60粒と決まっていた。ひとつ、ふたつ………と、数えたんでしょうね。
でも、女中がいるときには女中に珈琲を淹れてもらった。しかしベートヴェン家の女中はなかなか長続きしなかったそうです。どうもこれは珈琲の淹れ方に凝りすぎたせいかも知れませんが。
ベートヴェンのお母さん、マリアは宮廷料理人の娘で、その血をひいて味に煩かったと、想像してのですが。
ベートヴェンは1770年12月16日に、ボンに生まれているとか。ただし「12月16日」は、洗礼の日から逆算してのことで、たしかな記録があるわけでもないようです。
1960年のボンに滞在していたのが、ジョン・ル・カレ。ボンの英国大使館に席を置いていたのです。英国大使館員は世を忍ぶ仮の姿で、ほんとうは秘密諜報部員だったのです。つまりは007みたいな。
その現役の秘密諜報部員であるジョン・ル・カレが書いたのが、『寒い国から帰ってきたスパイ』。1963年のことです。
1963年に生まれたのが、マイケル・シェイボン。マイケル・シェイボンが1995年に書いたのが、『ワンダー・ボーイズ』。この中に。

「スーツとネクタイとシャツが古いイームズ・チェアの足台に横たえられ、その上に白いBVDがきちんとたたまれてのっていた。」

アメリカで「BVD」といえば、男の下着ですよね。
BVDは、会社の創業者、ブラッドリー、ヴーアヒーズ、デイの、三人の頭文字をつなげたものです。

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