パンケーキとフェルト

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パンケーキは美味しいものですよね。「朝はパンケーキだ!」という人は少なくないでしょう。「昼はパンケーキだ!」というお方もいるのかも知れません。「夜はパンケーキだ!」と宣う人物は珍しいでしょうが。
そもそもパンケーキなのか、ホットケーキなのか。この世にホットケーキがある限り、パンケーキがある限り、「パンケーキとホットケーキ論争」に、終わりはないでしょうね。
パンケーキはイギリス英語である、そんな説もあります。これに対して、ホットケーキはアメリカ英語である、と。
あるいはまた、より薄いのを良しとするのがパンケーキで、より厚いのを良しとするのがホットケーキである、との意見を聞いたこともあります。まあ、好みの問題と言ってしまえばそれまでのことですが。
ホットケーキをフランス風に仕上げるために。これは実に簡単で、粉を卵と牛乳でとく時、ブランデーをひと匙加える。いや、フランス風であるかどうかはさておき、格段に美味い。
同じ要領で、バーボンを二、三滴たらしますと、アメリカ風味のパンケーキに。同じくスコッチをすこっち加えますと、イギリス風味のパンケーキに。これはもう当然、紅茶で食べることになります。アメリカ風のパンケーキなら、もちろん珈琲で。
パンケーキもホットケーキもふつう、バターとハニーとで食べる。この時、少し変化をつけるなら、バターの代わりにオリーヴ・オイルという手もあるでしょう。ハニーの代わりにメープル・シロップという手もあるでしょう。要するに、どうやって食べてもパンケーキは美味いという話なんですが。
モラグ・プランティの小説に、『幸せな結婚はパンケーキの匂いがする』があります。原題は、『レシピ・フォア・ア・パーフェクト・マリッジ』。それを邦題にして、『幸せな結婚はパンケーキの匂いがする』。これは名訳ではありませんか。うまい。事実、理想の結婚は「パンケーキの匂いがする」とでも表現されるものでしょうからね。この小説の中に。

「シャツは糊づけしてアイロンをかけ、靴下からフェルト帽に至るまで、すべてのほころびをかがり、蒸気をあててしわを伸ばし、買ったときより良い状態に整えた。」

これは38歳で、ダンと結婚したトレッサの家庭生活の一端なんですね。
えーと、フェルト帽なんですが。ほんの少しの水分と、ホット・エアを加えることで、かなり自由に形を整えることができます。まあ、ソフト帽にも手入れが必要ということなのですがね。

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