ハンブルクとバックスキン

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ハンブルクは、西ドイツの街ですよね。もちろん、ハンバーグのもとになった地名でもあります。
ハンブルクといえば、ビートルズ。ビートルズ人気は最初、ハンブルクからはじまっているんだそうですね。では、どうしてビートルズが、ハンブルクで人気を得たのか。ビートルズの故郷、リヴァプールと似ていたから。リヴァプールもハンブルクも港町で。それに、緯度がおなじ。北緯53度に位置しています。そして当時のハンブルクは、リヴァプールと同じく、猥雑なところもある街だったようです。むりやり日本にたとえるなら、むかしの浅草界隈でもあるような。
そしてもうひとつには、アメリカ兵が多くて。第二次大戦後、少なからぬ米兵がハンブルクに駐留していたので。ハンブルク時代のビートルズは、たいていロックンロールで。ジーン・ヴィンセントだとか、エディ・コクランだとか。ドイツの、ハンブルクで、アメリカの最新の、若者の音楽が聴けたわけですね。
1960年8月。ハンブルクの「インドラ」に出演しています。また、同じ年の10月4日には、「カイザーケラー」で、演奏。このクラブで知りあったのが、アストリット・キルキヘルなんですね。スチュアート・サトクリフの恋人でもあった女性。
ハンブルクが出てくるミステリに、『誰よりも狙われた男』があります。英国のジョン・ル・カレが、2014年に発表した物語。著者、ジョン・ル・カレは、1960年頃、ハンブルクの領事だったから、それはお詳しいでしょうね。『誰よりも狙われた男』の中に。

「最高級ブランドのバックスキンのジャケット、デザイナージーンズ一本、シャツ三着、ソフトレザーのモカシン一足。」

「バックスキン」は、buck skin ですね。「雄鹿」のこと。それをスゥエード仕上げにして使うので、「バックスキン」。とにかく、この上なくしなやかな革なのです。
もし今度、ハンブルクを旅することがあったなら、バックスキンのジャケットにいたしましょうか。

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