和歌詠みつ 何時の日消へむ 花の許
幼子に 乳含ませて 藪椿
空吸うて 白を奏でる 藤の花
潮の香に 身を整えたり 春の鴨
光満ち 相和す心 野の椿
大空と ワルツ踊らむ マアガレト
碧吸ひて 心潮の香 春の海
掌のなかで 水玉遊び つつじかな
千枚の 小判抱き居り きんせんか
匂ひあり 夢のおみなや 躑躅かな