クラークとペッカリー

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クラークで、映画俳優でといえば、クラーク・ゲイブルでしょうか。
クラーク・ゲイブルは、本名。一時、ウイリアム・クラーク・ゲイブルを
名乗ったこともあります。が、ウイリアムはお父さんの名前だったそうですね。
クラーク・ゲイブルの代表作が『風と共に去りぬ』であるのは、言うまでもないでしょう。でも、アカデミー賞を得たのは、『或る夜の出来事』。『或る夜の出来事』は、1934年の映画。
この映画の中で。ゲイブルがシャツを脱ぐと、下着を着ていなかった。で、アメリカの下着メーカーが連名で、異議申し立てたことがあります。「今後はぜひ下着を着て頂きたい……」と。
クラーク・ゲイブルの最後の映画が、『荒馬と女』。『荒馬と女』』は、マリリン・モンローにとっても最後の映画なんですね。
『荒馬と女』は、ジョン・ヒューストン監督。脚本、アーサー・ミラー。共演、マリリン・モンロー、モンゴメリー・クリフト……。ぜんぶ決まっていて、主演男優だけが決まっていなかった。その時の出演依頼が。
「男っぽさを完全に身につけている世界でたった一人の男性。クラーク・ゲイブル、あなただ。」
これは最高の口説き文句でしょう。出演料も、最高。75万ドル。結局は撮影が延びたので、125万ドルに。『荒馬と女』は、1961年の映画。
1961年に発表されたのが、『ちがった空』。ギャヴィン・ライアルの冒険小説。この中に。

「それにイタリア産野猪のモカシン靴ときた。」

これは、パイロットのケン・キトソンの履いている靴。私は勝手にペッカリーを想ってしまったのですが。
なにかペッカリーを身に着けて。クラーク・ゲイブルの古い映画を探しに行くとしましょうか。

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