エルザで、映画で、となりなすと、『野生のエルザ』でしょうね。
1966年のイギリス映画。イギリスは昔から動物愛護の精神が高いこともあって、大ヒット。これは1956年に、ほんとうにあった話を小説にしたものなんですね。
エルザはいちばん下の女の子ライオン。それがもう可愛くて可愛くて。でも、いつかは野生に返さなくては。返さなくてはいけないのだけれど、返すにはしのびない。そして、ほんとうに、エルザは、野生に返ることができるのか。
また、主題歌の『ボーン・フリー」が良かった。マット・モンロー。ジョン・バリー作曲。
『野生のエルザ』は、ジョイとジョージの夫婦の物語でもあります。この夫婦を演じたのが、ヴァージニア・マッケンナーと、ビル・トラヴァース。おふたりは実生活でも、ご夫婦。
後にNETテレビで、日本語版が。この時の吹き替えが、二階堂有希子と、柳生 博。これまたほんとうにご夫婦だったという。
1966年にデビューした作家に、ロス・トーマスが。第一作は、『冷戦交換ゲーム』。ロス・トーマスが1992年に発表したのが、『獲物』。この中に。
「隠れていた靴下がカラフルな菱形格子柄なのに気づいたのは、彼が腰を下ろして脚を組んでからだった。」
「菱形格子柄」には、「アーガイル」とルビがふってあります。「彼」は、クインシイ・デュラントという人物。
アーガイルの靴下で。動物園にエルザを見に行くとしましょうか。